左官屋さんをはじめ、大工さん、設計屋の私も浴槽に手を掛けております。
左官屋さん、
「もっと軽い浴槽があるんだよ!」
「人造大理石だっていいじゃん!」
兎に角、琺瑯バスが重いので、色々なお話しが出て来ます。
一昨年だったか、琺瑯バスの東京営業所の所長が、我が事務所にご挨拶に来た事がありました。
納期が長くなっていたところで、所長は、お詫びを兼ねたご挨拶にいらっしゃいました。
なんでも東京オリンピックに向けて、高級ホテルが建築ラッシュで、そこに、琺瑯バスが取られて生産が追い付かないとの事。
1泊に諭吉さんが10枚も要る様な高級ホテルでは、ユニットバスはおろか、人造大理石でも駄目な様です。
リッツカールトンやフォーシーズンでは、琺瑯バスと自然石かタイルな様です。
皆さんのご協力で、現場に納まった琺瑯バス。
上部は木曽のサワラです。
重くて施工が難航しますが、それだけの価値のあるものの事と思います。