建て方、その後

上野村の改築の現場、北側の建物に悪い諸条件が重なる部分に、鉄筋コンクリートで基礎を立ち上げ、内部は薪風呂に使用という計画です。

なんといっても、建物を持ち上げといて、その下で、基礎工事をする荒業、どうにか、無事に柱が基礎の上に載りました。

これ以上、建物を持ち上げる事ができないので、雇い臍の部材を製作して、3mm位、多めに持ち上げた柱とその部材の下に土台を水平に滑り込ませます。

あとは介している部材と土台をダボで縫いさわせる作戦です。
柱が浮遊している状態を解消して一安心です。

計算で出ない部分は、現場で測定して、合わせて行きます。

躯体の手刻みを出来ない大工さんでは、古民家の改修は、まず、出来ないと思います。
出来る大工さんが残っていて、良かったです。

部材に墨をして、刻んで行きます。

大工さんは、とても面白がって居ります。

小胴付き長臍差し込み栓打ちです。
安定の木組み、情緒の安定にも是非どうぞ。

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