明けましておめでとうございます。
古来に中国から伝承された暦の太陽多陰暦では、1月22日の新月が明治維新前の日本の本来の「正月」です。
この画像は、グレゴリオ暦の1月1日に登った浅間山です。
明けましておめでとうございます。
古来に中国から伝承された暦の太陽多陰暦では、1月22日の新月が明治維新前の日本の本来の「正月」です。
この画像は、グレゴリオ暦の1月1日に登った浅間山です。
霧の掛かる朝。
湿けった質量のある空気が、風もなく停滞している。
こんな日は、季節を謳歌する夏鳥の歌も少ない。
ただただ、高木の山法師の花が視界に入る。
朝霧の中でも、一生を全うするかのように、満開の花。
こんな朝は、昨日の温度が残る、守られた室内で、白湯の温かさが身体に染み渡り有り難い。
間も無くすれば、停滞した空気が循環を取り戻し、覆い被さっていた朝霧もとれ、梅雨の合間の初夏を思わせる太陽が顔を見せるはず。
早起きして、居間に降りる階段から眺める景色。
淡く回ったライトが、とても、柔らかい光景を与えてくれる。
バックコーラスは、艶やかにクロツグミの囀り。
手前の木が、肝木の白い花が散り掛け。
奥の白い花の山法師が、開花を始めたところ。
その手前のえごの木も、白い花の蕾を持っている。
軽井沢では、高木が隆盛を極め、人間の住んでいる地表が、まるで、深海の底の様。
ひっそりと深海で過ごしている雰囲気。
そして、夏を彩る白い花。
とても軽井沢らしい瞬間。
軽井沢町に移住の、3人のご家族のための住宅として建てられました。
熟練大工の手刻みによる松梁を使った骨組みを現しに使用し、骨組みの力強さが感じられる住宅です。
また、敷地内に生息していた栗の木を使い、尺角の柱が居間の入口に設えました。その昔から、軽井沢の地で生きていた栗の木が、新たな移住してきた家族を静かに見守ながら、第二の人生を 送 っているようです。
断熱仕様が、野地面250mm・壁面180mmのセルローズファイバーで施工され、また、アルミサッシは3重ガラスを用い、大きな開口には障子の太鼓張りを併用し、5膜4層の空気層で強く断熱強化されております。
次世代の断熱基準を軽くクリアできる性能を持った住宅です。
平屋がご希望で、設計された建物です。
住宅兼事務所を持つ平面計画で、限りなく伸びやかな雰囲気を持つ住宅です。
建築地:軽井沢町追分
別荘の建て替えで計画されたこの建物は、別荘の敷地内に自生する、亡くなられたご主人との思い出の詰まった赤松を、新たな建物のキーとして使用する事が重要な設計のポイントとなっております。
厳冬期に新月伐採されたその材は、建物の幅いっぱいの長尺材に木採りされ、建物を貫くように梁として用いられています。
その他の材料は地松に合うように、地産材を全ての部材に使用し建てられました。
何処となく落ち着く空気を持った建物です。
建築地:軽井沢町 追分