内装が進んでおります。
国産杉の無節の板、和室の天井はそうしました。
畳のお部屋は、一段、格式が上がる感じと思います。
設計時点では、居間の吹き抜けの天井を無節で、張ろうかと思いましたが、現場で職人さんと板の柄を合わせながら確認しました。
登り梁と母屋が建築当初のもので、ここに無節のきれいな板を合わせると、梁と母屋の古い表情が浮き過ぎます。
それでは、居間に絡む部分の腰壁と置き換え、張りました。
少し大らかな表情と、少し締まった表情のある壁、良い感じだと思います。
冷蔵庫や洗濯機を置く部分は裏方で、節有りの国産杉の板です。
無垢の板は、バランスが難しいものです。
それではと、無節ばかり出揃えると、実生活と浮いたものになることと思います。
一つの風景の中に、複数の表情の景色を持った板が混在する。
なんとなく、落ち着く感じ。