風の流れ・潮の流れ

夏の軽井沢は、とても込み合います。
日頃、軽井沢でのんびりしている身には、混雑した軽井沢は、とても、堪えます。
道路もスーパーマーケットも込み合って、殺気立って居るのです。
これ、本来の軽井沢ではないのです。
日常からの軽井沢住みには、この慌しい軽井沢は、耐え難い状況です。

そんな訳で、盛夏の今日は、避暑地・軽井沢を脱出して、更なる避暑に行って来ました。
就職先から帰省している長男と、向かった先は野尻湖です。
ここも、軽井沢と同じく、暑くないのです。同じ方面でも新潟の海は、フェーン現象を受けると、かなり暑いのですが、ここなら、木陰で汗をかく事もありません。

ディンギー
軽井沢から避暑

ヨットを借りて。

湖面を、白波を立ててブローが渡ってくる。
まともに喰らうと、簡単に沈。
5人乗っても帆走する船を起こす事はとても大変。

台風の余波を受けていて、ヨットはしぶきを上げて激走です。
風が細かく巻くので、スキッパーはとても大変。

波をしこたま喰らって、風は激しく細かく回り、それでも激走しておりましたが、何かが変。
セルフ・ベーラーから水が抜けない。

ディンギー
軽井沢から避暑

段々と、船の足が遅くなり、沈の仕方もとても胡乱。
こりゃ!ダメ!
浜にレスキューを求め、来た船に近くの岸まで曳航され、陸に上がり気室から水を抜き、再び曳航。
曳航されて感じた事は、確かに、内燃機関の出力は強いのだけれど、風だけでこの船体をこれ以上のスピードに出来る帆船の技術、再確認です。

気を取り直し、今度はサップ。
やっぱり、散歩している様な、静かな感じ。

軽井沢から避暑
サップ

風を受けて進むヨットからサップ、やはり退屈。

この次は、ウインドーサーフィン。
さすがに、防水処置した携帯電話も陸に置きました。
多分、空気の中より、水の中が大半。

そんな訳で、画像はなし。

こんな夏のひと時。

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夏野菜

梅雨が明け、太陽が照る日が続くと、畑は俄然、良くなる。
お天道様とは、とても有難いもの。
梅雨で腐れ掛かっていた野菜も、見違える様に元気になる。

軽井沢のオーガニック菜園
自然農のモロヘイヤ・つるむらさき

太陽の恩恵に与ったネバネバ野菜の、モロヘイヤとつるむらさき。
強い日射で育つ野菜、これを食べれば、己の身体も太陽に強くなる筈。

軽井沢のオーガニック菜園
自然農のズッキーニ

ズッキーニは3cm位の厚切りにし、良質なオリーブオイルで、鷹の爪とにんにくをあおったところで、丁寧にローストする。
口に入れた瞬間、粘膜が喜ぶ美味さ。

軽井沢のオーガニック菜園
自然農のミニトマト
軽井沢のオーガニック菜園
ズッキーニとミニトマト

甘味だけではなく、複雑な味の乗ったトマト、酒のつまみになる。
身体の満足度が違う。

今年の天候は、照り付けたかと思うと、午後には夕立。
本当に有難い。
標高970mの畑。
それは、筑波山や高尾山、そして、六甲山より高い所にある畑。

軽井沢のオーガニック菜園
日々の収穫

そんな所の畑でも、毎日、収穫がある。

自然農をやっているとよく言われる、「農薬を使わなければ、虫だらけでしょう?」

答えは、この画像。

軽井沢のオーガニック菜園
自然農のモロヘイヤ

大事な事は、人間が介入して、畑の自然のバランスを崩さない事。
多少の虫食いはあるものの、大勢には何にも問題はない。

今日も現場で打合せに立ち会えば、照り付ける太陽、身体は悲鳴を上げるものの、しかし、畑の事を思えば、表情が緩む。
これが、最大の熱中症対策の様だ。

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噴火

浅間山が、噴火した。

実は、我が家は浅間山の火口から、居住している地域としては、最も火口に近い地域だ。
子供達の通った小学校は、浅間山の火口に最も近い学校で、火口から8km。

しかし、今回の噴火は、空振を伴わず音がなかった。
また、噴火は夜間で見通しも効かない。
だから、噴煙を上げている浅間山の様子も見えない。

つまり、最も火口近くに住んでいる住民が、浅間山が噴火した事を知らない。
のんきなものだ。

そんな中、テレビでは火映現象映し、噴火をニュース速報で流す。
それでも、火口から最も近い住民は知らない。

そこへ、遠方の知人から連絡が入る。
「大丈夫か?」

そんな事で、浅間山の噴火を知る。

自然災害に対して楽観視は禁物だが、浅間山の噴火に伴う過去の事例では、噴火による本格的な被害がでるまでは時間に猶予がある。
火口近くまで登っている登山者は別だが、住んでいる地域は、現状の火口よりそれなりの距離がある。
8kmとなれば、火山弾が飛んでくる距離ではない。

つまり、空振で建具が飛ばされる位が、この辺りの即効性の被害だ。
所詮、その程度。

それでも、火砕流が発生すれば、我が家も駄目かも知れない。
ただ、火砕流が発生するまでには、膨大な噴火量、堆積物が必要。
そんな訳で、火砕流が発生するまでには時間が掛かる。
つまり、その内に、逃げればいい。

大気圏に多量の噴出物を到達させられる噴火は別だが、火山被害は極所。
簡単な話し、大規模噴火でも、ここから僅か数キロ程、逃げればいい。
それも、猶予の時間は、程々にある。

軽井沢の景色
朝靄のテラス

TVやネットでは、浅間山の噴火で大騒ぎだったが、火口に近い地元は、いつもと変わらぬ朝。

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