朝霧

初夏の軽井沢

霧の掛かる朝。
湿けった質量のある空気が、風もなく停滞している。

初夏の軽井沢
谷から引き揚げた薪

こんな日は、季節を謳歌する夏鳥の歌も少ない。

初夏の軽井沢
庭先の山法師

ただただ、高木の山法師の花が視界に入る。
朝霧の中でも、一生を全うするかのように、満開の花。

初夏の軽井沢
食卓からの景色

こんな朝は、昨日の温度が残る、守られた室内で、白湯の温かさが身体に染み渡り有り難い。

間も無くすれば、停滞した空気が循環を取り戻し、覆い被さっていた朝霧もとれ、梅雨の合間の初夏を思わせる太陽が顔を見せるはず。

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夏至の朝

軽井沢の自宅

雲は拡がるも、青空の見える空。
梅雨の最中にしては、良いお天気。

庭の花が咲き誇っている。

軽井沢の木
夏至のえごの木

数本ある庭のえごの木、造園屋さんの圃場から、鳥が実を運んで生えたものの様。

軽井沢の野草
皇居から軽井沢に帰って来た夕すげ

この夕すげ、軽井沢で採取され、皇居で育てられていたものが、軽井沢植物園で配布された事があり、それを知人の別荘の庭で株が増えたものを譲って貰った。

山法師、毎年、森の中にひときは明るく、滝が出来た様に咲き誇る。

軽井沢の木
夏至の山法師

花の匂いがかすめて行く、夏至の朝。

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窓越しの庭先は、軽井沢の初夏

軽井沢の初夏
散り際の肝木と、開花の山法師

早起きして、居間に降りる階段から眺める景色。
淡く回ったライトが、とても、柔らかい光景を与えてくれる。

バックコーラスは、艶やかにクロツグミの囀り。

手前の木が、肝木の白い花が散り掛け。
奥の白い花の山法師が、開花を始めたところ。

その手前のえごの木も、白い花の蕾を持っている。

軽井沢では、高木が隆盛を極め、人間の住んでいる地表が、まるで、深海の底の様。

ひっそりと深海で過ごしている雰囲気。

そして、夏を彩る白い花。


とても軽井沢らしい瞬間。


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蟻の郡飛

家の廻りの四季
家の廻りの四季
黒蟻の郡飛

我が家の敷地に、家を建てる前に、大きな栗の木がありました。
家を建てる為に伐採した後、その切り株に大きな蟻の巣がありました。

長男は幼いときに、その根の虚に肘まで突っ込み、肘から先を蟻に一斉に噛まれて騒いでいた事を思い出します。
彼はなにを考えていたのか、今でもわかりません。

それから彼此15年程が経ちまして、梅雨時期の蟻の郡飛が、我が家の季節の風物詩になっております。
「おっ、今年も来た!」
そんな感じです。

羽蟻と言っても、これは黒蟻の群飛で、シロアリの様に家を食い荒らす訳ではなく、むしろ、シロアリを捕食する役目の蟻です。
自然は絶妙のバランスを取りながら吊り合っております。なので、我が家ではこの蟻に薬剤を掛けて駆除する事はしないようにしております。
絶妙なバランスなところを押すと、一時は押すことは出来ますが、それは揺らぎの中で、その後、押し返される事が起こると思います。

自然には、極力、力を加えず、緑の中で静かに過ごしたいのです。

軽井沢の森の中から、今年も順調な季節の廻りに感謝です。

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