軽井沢町に移住の、3人のご家族のための住宅として建てられました。
熟練大工の手刻みによる松梁を使った骨組みを現しに使用し、骨組みの力強さが感じられる住宅です。
また、敷地内に生息していた栗の木を使い、尺角の柱が居間の入口に設えました。その昔から、軽井沢の地で生きていた栗の木が、新たな移住してきた家族を静かに見守ながら、第二の人生を 送 っているようです。
断熱仕様が、野地面250mm・壁面180mmのセルローズファイバーで施工され、また、アルミサッシは3重ガラスを用い、大きな開口には障子の太鼓張りを併用し、5膜4層の空気層で強く断熱強化されております。
次世代の断熱基準を軽くクリアできる性能を持った住宅です。
沢の流れる家
古民家に憧れを持つ施主さんの、既存住宅への増築工事でした。
既存建物のユニットバスのフェイクな大理石柄がとても異質に感じられるとの施主さんの感性、私も同感出来るのですが、見てもらった設備屋さんや建材屋さんが、「最もグレードの高いユニットバスです。」との事。
それを壊して作り変えるのは勿体無いのではないかとの意見が強くありました。
本当は、琺瑯の浴槽で、きれいなタイルでも貼れば、良い浴室が出来るのですが、数年しか使っていない「最高級グレードのユニットバス」が引っ掛かるのです。
それではと、着眼点を変えて、檜の露天風呂を作ろうという流れになり、2階のベランダに露天風呂を作りました。
ご覧の様にベランダという中間領域が、生活にとても潤いをもたらす建物となりました。
建築地:軽井沢町軽井沢
ちぢみざさの家
軽井沢町に建築された住宅です。
施主さんは東京から軽井沢に移住し、当初はマンションに住まわれておりましたが、軽井沢の自然を身近に感じたいとの事で、1戸建ての住宅を希望されました。
リビングは三和土の土間にし、外から家の中へのアプローチを容易にし、愛犬との生活を楽しんでおられます。
建築地:軽井沢町 軽井沢
追分・無垢の家
平屋がご希望で、設計された建物です。
住宅兼事務所を持つ平面計画で、限りなく伸びやかな雰囲気を持つ住宅です。
建築地:軽井沢町追分
丘の上の家
南傾斜地の小高い丘に建つ別荘です。
建築地に自生していた赤松を、小屋組みの材料として使用しました。
材料をふんだんに使った小屋組を見上げる吹き抜けは、力強さが伝わってきて安心感の持てる空間となっています。
建築地:小諸市 イトーピア
南原の家
軽井沢の厳しい建ペイ・容積率のおかげで、凝縮した空気が醸し出される山荘です。
玄関土間を建物中央部に大きく配しストーブスペースを兼ねて、居間から合い向かう和室には「渡り廊下」でアプローチするエッセンスを込め、和室を「離れ」のような雰囲気に仕立てました。
小さな建物ですから、薪ストーブがリニアに効き、まさにヒューマンスケールの香り漂う山荘です。
建築地:軽井沢町 南原
南平台の家
軽井沢にマンションをお持ちの施主さんが、土に親しみたいとのご要望で計画した平屋の建物です。
デッキやベランダの中間領域や、全開口のサッシを用いて外に開いて行く建物です。
時折お伺いいたしますと、お施主さんは家庭菜園や山野草を楽しまれている光景が微笑ましい山荘です。
建築地:軽井沢町 南平台
斜面に建つ家
国有林に隣接する管理別荘地内の傾斜地に、建てられた別荘です。
建築地には赤松・カラマツが自生しており、それを厳冬期の新月伐採で長尺材に製材し、その木材を有効利用し建物が建てられました。
太い骨組みの材料と繊細な造作の組み合わせで、緊張感を持った空気が漂う建物です。
傾斜地の基礎工事で大量発生する残土を有効利用し、敷地内に進入路を設け建物附近まで車を入れることが出来るようにしてあります。
建築地:軽井沢町 三井の森
湘南台の家
南・東側に開けた高台に建つ住宅です。
遠く富士山を望み、プライベートが保たれる西側に、大きく開口を開けた間取です。
建築を依頼した工務店が、実施設計の梁伏せ図を見て、
「ストックしてある杉の丸太を使わせてくれないか?いつか使うときがあると思って取っておいた材だから。」
これには、当然の事二つ返事でした。図面を読んで気持ちを汲んで頂いた工務店さん、ありがとうございました。
木の温もりのある気持ちの良い家に仕上ました。
建築地:藤沢市 湘南台
草屋根の家
この建物は5m×6mの小規模な事務所として建てられました。
柱が杉・梁がアカマツを丸太のまま使い、屋根には15cm厚で土を載せ草を生やしています。
環境問題がそれほど取り上げられていない平成11年の建築ですが、現在行われている「屋上緑化」の先取りとなりました。
私の事務所として建てられた為に、実験ハウスの要素が強く、あちこち変わった事がしてあります。
建築地:軽井沢町 南軽井沢